カップルとして最も重要なのはお互いのことを信じあうことだとよく言われます。
これはカップルじゃなくても友達関係でも同じことが言えます。
ただ、それをあえて口に出して「信じてるから」とやたらと言ってくる人っていますよね。
今回は結果的に言う方が良いのか言わない方が良いのか心理的観点から考えてみようと思います。
目次
「信じてる」と口に出すのは信頼していないから?
そもそもどういった状況でこの言葉を使うかというと不安になった時ですね。
例えば彼氏が女友達と遊びにいったり、合コンに行ったり、飲み会に行ったり・・・笑って送りだすものの多少なりとも不安を感じているという状況です。
この時に相手に対して「信じてるから」と伝えることによって安心感を得ようとしているというのが心理です。
逆に言えば信じてると言うということはどこかしら信用できない部分があるからこそ口に出してしまうということです。
嘘つきが「私嘘つけないの」と言うのと一緒です。
言うことに意味はあるの?
信じてると相手に伝えることによってどんな効果があるのか。
大きく分けて効果は2つ。
- 裏切りずらい心理を働かせる
- 自分自身に自己暗示をかけている
ちょっとわかりずらいと思うので具体的に説明していきます。
1.裏切りづらい心理を働かせる
人は誰しも信頼している気持ちに答えようとする心理が働いています。
例えば仕事で上司が部下に対して「期待してるよ」と声をかけるシーンってテレビ等でもよく見かけますが、これは「期待している」ということによって相手にプレッシャーを与え、心理的に期待に応えなければという状況に追い込んでいるのです。
彼氏彼女間の「信じてるから」という発言もこれと同様に、相手に自分が信じていると伝えることでそれを裏切りにくくする働きがあります。
浮気をされたくない、裏切られたくない一心の防衛本能とも言えますね。
2.自分自身に自己暗示をかけている
使った人ならわかる方も多いと思いますが、信じていることを口に出して相手に伝えることで自分自身を安心させようとする意味合いもあります。
本来であれば不安で仕方ない状況をなんとか打開するために自己暗示をかけているわけです。
やろうと思ってやっているわけではないので、これも自己防衛本能の一種なのでしょう。
言った方が良い?言わない方が良い?
結局、言った方が抑止効果があるのか、それとも言わない方が結果として良いのか疑問に感じてる人も多いでしょう。
確かに上記のような裏切りづらい心理を働かせることはできますが、この効果は一時的です。
言われた方はなんでわざわざ言う必要があるのかを考えます。そして「そういうこと言うってことは信じていないんじゃないか」と思ってしまうわけです。
こうなってしまえば相手に不信感を抱くことになるので効果としてはマイナスです。
さらに「信じている」と口に出されると拘束感が出てしまいます。
一種の束縛行為となるため、相手はそれを嫌がり、亀裂のきっかけとなるため別れる可能性も出てくるでしょう。
こういうリスクもあるのでやはり相手にはなるべく「信じてるから」と言わない方が良いというのが結論です。
最後に
裏切られたくない気持ちが強いと相手のことを束縛するために「信じてる」と言いたくなってしまいますが、口にするのはNG。
もし言ってしまった場合は今後言わないように気を付けてください。
本当に信頼しているなら口に出さずとも伝わります。
少しでも参考になれば幸いです。
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